光伝送行列シミュレーションによる
死角物体検出アルゴリズムの開発


現在,広く普及している見守りシステムではカメラやセンサ1台を天井の角に配置して行う手法が取り入れられている.しかし,位置に依存するため家具の後ろで人が倒れている場合は死角が生じ,発見が遅れてしまう.また,カメラでの見守りは個人の生活に干渉してしまい,見守り対象者が不快に感じてしまう.

そこで,本研究ではシミュレーション環境上でセンサを複数台配置し,様々な位置から取得したセンサ値とライトを光らせている位置から光伝送行列を導出し,死角物体を検出する手法を提案する.

図1:ライトを光らせてセンサ値を取得している様子
図2:死角で物体が見えていない様子
図3:隠れている青い球体が見えている様子