光伝送行列を用いたレンチキュラレンズ型裸眼立体ディスプレイの
キャリブレーション手法

近年裸眼立体ディスプレイは，ゲーム分野や設計開発など様々な活用が期待されている．

レンチキュラレンズ型裸眼立体ディスプレイは，実環境における光の広がりを考慮していないため各視点の映像が混ざり立体映像に悪影響を与えている可能性がある．
そこで本研究では，ディスプレイとカメラの対応関係を示す光伝送行列を用いて実環境における光の広がりを考慮したキャリブレーションを行う．

実験環境は図1に示す．光伝送行列を用いて生成した校正済み画像を図2(左)に示す．校正済み画像を表示したディスプレイをカメラ2台で観測した結果を図２(右)に示す．